ベートーヴェン

ベートーヴェン

静寂と自由は、最大の財宝である。

 

人間はまじめに生きている限り、必ず不幸や苦しみが降りかかってくるものである。しかし、それを自分の運命として受け止め、辛抱強く我慢し、さらに積極的に力強くその運命と戦えば、いつかは必ず勝利するものである。

 

結局のところ、私に才能はあったのだろうか。

 

自分の誤りを認めなければならないことほど耐えがたいものはない。

 

苦難の時に動揺しないこと。これが真に賞賛すべき卓越した人物の証拠である。

 

名声を勝ちとった芸術家は、そのことによって苦しめられる。そのため、処女作が往々にして最高作となる。

 

苦悩を突き抜ければ、歓喜に至る。

 

私は何度も絶望し、もう少しで自殺するところだった。だが、彼女が… 芸術が… 引き止めてくれた。私は、自分に課せられていると思っている創造を全てやり遂げずに、この世を去るにはいかないのだ。

 

音楽は新しい創造を醸し出す葡萄酒だ。そして私は人間のためにこの精妙な葡萄酒を搾り出し、人間を精神的に酔わすバッカスだ。

 

神性に近づき、その輝きを人類の上に撒き散らすことほど美しいことはない。

 

はした金など求めず、星を求める生活をしなさい。

 

人間が人間に対し卑屈になる。私はそれが苦痛なのだ。

 

おまえは、もう自分のための人間ではありえない。ただ、他人のための人間でしかありえない。

 

優れた人間は、どんなに不幸で苦しい境遇でも、黙って耐え忍ぶ。

 

ぼくの芸術は、貧しい人々の運命を改善するために捧げられねばならない。

 

神に頼るとはなんたることだ。自らの力で自らを助けたまえ。

 

音楽とは、男の心から炎を打ち出すものでなければならない。そして女の目から涙を引き出すものでなければならない。

 

神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう。

 

こんな私が無から曲を作り得ること自体が、神の存在する証拠なのだ。