マイク・タイソン

Tyson

カスが最も熱心に教えてくれたのは、ボクシングの技術それ以上に心の問題だった。リングに上がるとき、ボクサーは誰でも恐怖で凍り付いてしまう。その恐怖をどう克服するか。修練しかない。人は熱心に励むことによって、恐怖を友人にすることが出来る。

 

恐怖(Fear)と炎(Fire)は似ている。全てを焼き尽くして駄目にすることもあるし、素晴らしいことを成し遂げる原動力にもなる。

 

誰もが作戦を持っている。パンチを食らうまでの話だがな。その後はネズミのように恐怖で凍りつくんだ

 

俺は何も持たずに生まれてきた。そして、何も持たずに死ぬだろう。

 

力ではない。姿でもない。決心と人格。これだよ・・。カスは毎晩、毎晩、そんな話をしてくれた。俺にとって、なんと新鮮な経験だったことか・・。

 

運命よ、そこをどけ!俺が通る!

 

「なれるものなら君のようになりたい…」と皆は言う。俺の境遇に身を置きたいなどという連中は、俺のことを10分の1もわかっちゃいない。もし俺と同じ境遇になれば、赤ん坊のように泣きだすだろう

 

裏切りから身を守るには、全ての決定を自分自身で下すことだ。

 

きつくない仕事なんてあるかい?あんた達だって記事が書けなきゃ笑い者になる。世間は厳しいものさ。しかも冷たいときてる。

 

俺の中には、すべてを飲み込み征服したいという感情がある。エゴかもしれないが、確かにあるんだ。俺は王様になりたいわけじゃない。ただ人間の魂までをも征服したいんだ

 

お袋はストリートで新しい服をかっぱらってきた俺のことを喜んではいなかった。俺はお袋とそのことについてどう思うかと話したり知ろうとする機会がなかった。プロとして自分のキャリアには影響していないが、精神的・個人的に自分の重荷となった。

 

本当の自由は、何も持たないことなんじゃないかな。1セントさえ持てなかったときのほうが、もっともっと自由だった。

 

なぜ日本人は俺をアメリカンドリームだなんて言うんだよ!違う!何もわかっちゃいない!俺はアメリカの悪夢なんだ!

 

誰に何を言われようと俺は平気だ。誰に何を言われようと関係ない。俺は周囲の想像とは完全に別の存在なんだ。「マイク」と「タイソン」は別人。今の俺はタイソンだ

 

悲劇を見たけりゃまずヒーローを舞台に上げろってな。皆、悲劇が大好きなんだよ。嫉妬のせいでね。幸せな人生を歩んでいる人間を見ると、そこに悲劇を起こしたくなる。あんたらみたいなレポーターが、まずそうじゃないか。

 

何事にも動揺するな。感情を持ち込むな。悲しみや憐れみを感じてはならない。何も感じることなどない。任務を遂げろ

 

刑務所では、誰が一番強いのか決めたがる奴が多いんだ。でも、ああいうところにいる時の俺は無敵だった。

 

何を欲するにしても、特に何かで世界一になりたいと強く願っているとすれば、失望の瞬間は必ず訪れる。だからそのことに感情的に縛られるな。さもないと魂を破壊されてしまう

 

法律がなかったら、俺たちは野生児だ。

 

残念なことだが、目標の達成は必ずしも楽しい作業ではないよ。決断力や意志、執念を持っていない人は些細な挫折で降参してしまう

 

マキャヴェリの哲学、それは俺たちの今の生き方そのものだね。

 

人生でどうしても達成したい何かがあるのなら、お前は幸せを捨てる意思を持たなくてはならない。恥の気持ち、内気さ…、俺はセンシティブな心をすべて失ってきた。こういったものを捨てなければならないんだ

 

こいつらはヒトラーがしたのと同じ事をやってる。それを気にする人間なんかほとんどいやしない。気にする人間には、何もできる力は無いんだ。

 

人間っていうのは世の中の早い流れに対応するために、物事をステレオタイプで理解したがるもんなんだ。

 

この業界の奴らはあまりにも貪欲で、自分たちでボクシングそのものを食いつぶしちまうんだ。ボクシング界なんてがめついクソ野郎ばっかりだぜ。

 

皆、ボクシングが“タフな男”のスポーツだと思っている。でもそうじゃない。これは“考える男”のスポーツだ。タフな男はボクシングで大怪我をするさ

 

自分の情熱に従え。自分の本能に忠実になれ。人の群れに惑わされず、いつも自分でいろ。