中村天風

中村天風

言葉というものには、強力な暗示力が固有されている。従って特に積極的人生の建設に志す者は、夢にも消極的の言葉を戯れにも口にしてはならないのである

 

その一語一語、その言葉のすべてが、人生に直接的に影響する暗示となる

 

一度だけの人生だ。だから今この時だけを考えろ。過去は及ばず、未来は知れず。死んでからのことは宗教にまかせろ

 

どんな場合にも『こまった』『弱った』『情けない』『腹がたつ』『助けてくれ』なんていう消極的な言葉を、絶対に口にしないことです

 

どんな名医や名薬といえども、楽しい、面白い、うれしい、というものに勝る効果は絶対にない

 

人生あまり難しく考えなさんな。暗かったら窓を開けろ、光がさしてくる。

 

人生に最も注意すべきことは、得意の時に一(ひと)しお心の備えを緩めぬよう心がけることである。

 

自分の人生もっと尊く、強く、正しく、清くして、人生幸福のゴールへとお入りなさいよ

 

心を己の生命が生きるための道具として使わないで、反対に心に使われているがための結果なんですよ、どんな心配でも。

 

たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。

 

心の態度が積極的になると、心の力が不可能を可能に逆転せしめる。

 

言葉には人生を左右する力があるんです。この自覚こそが人生を勝利にみちびく、最良の武器なんですよ。

 

なにか悲しいこと、辛いこと、そのほか消極的な出来事があったら、努めて「笑う」ようにしてごらん。どうだい、これならあなた方でもできるだろう?

 

思考が人生の一切を創る。積極か消極かというだけで、人生の幸福の宝庫が開かれるかどうかが決まってしまう。

 

人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ

 

やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらない

 

人は、生まれた瞬間はほとんど同じ。だが、育つ環境と受ける教育で大きな違いが生ずる。教育は、受ける側の問題ではなく、潜在能力を引き出せるかどうかという、教える側の問題である

 

万が一将来、わが日本を滅ぼすものありとすれば、それはけっして日本以外の国ではない。日本人それ自身である

 

お前はね、誰に頼まれていったい、自分の毎日を、そんなにうす暗く生きているんだい

 

苦労には三つある。過ぎ去ったことを思い出して苦労する苦労。たった今の人生に対する苦労。一番いけないのが、先の心配をする取り越し苦労

 

本当は心の力によって、いかようにも人生は好転させられる。運命は自分の力で切り拓ける

 

もし、知識を磨いて人間が幸せになれるなら、学問を一生懸命した人はみんな幸福になれそうなもんだ。そして学問をしない人はみんな不幸になるはずだ。しかし、そうなってはいないでしょう

 

終始一貫、勇気勇気で押し切るのだ

 

怒る者よりも怒られる者のほうが気は楽だって。反対に言えば、怒られる者よりも、怒る者のほうが苦しいんですよ。

 

運命には二種類ある。どうにもしようのない運命を天命と言い、人間の力でうち開くことのできるものを宿命と言う

 

百歩譲って、いくら磨いても玉にならないとしてもだよ、磨かない玉よりはよくなるぜ。ここいらが非常に味のあるところじゃないか。

 

船に乗っても、もう波が出やしないか、嵐になりゃしないか、それとも、この船が沈没しやしないかと、船のことばかり考えていたら、船旅の愉快さは何もなかろうじゃないか。人生もまたしかりだよ

 

暗い面や嫌な面ばかり見ていたら、この世の中、明るさなんて見えやしないさ。暗いのならば窓を開ければいい。そこから光が差し込んでくるさ。

 

信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。従って信念なき人生は、ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである

 

進んで持てば重荷も軽い、いやいや持てば半紙も重い。

 

喜びのないところには、本当の生きがいのある人生というものがない。

 

生きる正しい法を知って生きたら、人生くらい愉快な、人生くらい恵まれた、人生くらいありがたいものはないんです。

 

模倣も極致に到着すると真実と同様になる。この真理に則って、善いという事は極力、模倣に専念すべきである。

 

心も身体も道具である

 

誰がなんといおうが、本人が「有り難い、幸福だ」と思っていたら、不幸はありえない。だから幸福は、心が生み出すきわめて主観的なものなのだ。

 

一切の人生の果実は、その人の蒔いた種子のとおりに表現してくる。

 

寝床では、考えれば考えるほどうれしくなること、思えば思うほど楽しくなることだけを考えてごらん

 

要は他人のアラや欠点を詮索することを止めて、自分のアラや欠点の方を詮索することである。

 

人間の地獄をつくり、極楽をつくるのも心だ。心は我々に悲劇と喜劇を感じさせる秘密の玉手箱だ

 

他人の喜ぶような言葉や行いを、自分の人生の楽しみとする、という尊い気分になって生きてごらん、今日から。

 

心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、心の力で喜びと感謝に振りかえることができる。

 

「人間とは感情の動物」ではなく、「人間とは感情を統御しうる生物」なり。