勝海舟

勝海舟

自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。

 

生業に貴賤はないけど、生き方に貴賤があるねえ。

 

大事をなすには寿命が長くなくてはいけないよ。

 

世の中に無神経ほど強いものはない。

 

敵は多ければ多いほど面白い。

 

人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方にはうとくなるはずだ。

 

もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、けっして間断があってはいけない。世の中の人は、たいてい事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ。

 

世人は、首を回すことは知っている。回して周囲に何があるか、時勢はどうかを見分けることはできる。だが、もう少し首を上にのばし、前途を見ることを覚えないといけない。

 

時勢の代わりというものは妙なもので、人物の値打ちががらりと違ってくるよ。

 

人には余裕というものが無くては、とても大事はできないよ。

 

上がった相場はいつか下がるときがあるし、下がった相場もいつか上がるときがあるものさ。その間、十年焦らずじっとかがんでいれば、道は必ず開ける。

 

人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行えばよいのさ。社会は大きいからあらゆるものを包容して毫(ごう)も不都合はない。

 

学者になる学問は容易なるも、無学になる学問は困難なり。

 

人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。そんなときには何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。

 

やるだけのことはやって、後のことは心の中で、そっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ。

 

行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない。

 

政治家の秘訣は何もない。ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ。

 

あれのこれのと心配ばかりしていては、自然と気が餓え神(心)が疲れて、とても電光石火に起こりきたる事物の応接はできない。

 

生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことはこの決心だけだ。