川端康成

川端康成

日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね

 

一輪の花は百輪の花よりもはなやかさを思わせるのです

 

一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば、自分の幸福なのだ。

 

別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。

 

二人の結婚は美しかった。なぜなら彼女は離婚する力を持っていたから。二人の離婚もまた美しかった。なぜなら彼女は友達となれる心を持っていたから。

 

死んだ時に人を悲しませないのが、人間最高の美徳さ。

 

霊魂が不滅であるという考え方は、生ける人間の生命への執着と死者への愛着とのあらわれでありましょう

 

人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。

 

騙されないで人を愛そう、愛されようなんてずいぶん虫のいいことだ

 

誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ

 

男が家庭を持ちたいってのは、思い切り阿呆になれる場所がほしいからだ

 

犠牲を清らかならしめよ。自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ

 

ささいなことが私たちを慰めるのは、ささいなことが私たちを悩ますからだ

 

夫を持ったり、子供を持ったりするたびに、人間の心の眼は開けてゆくものだよ

 

健全な愛は健全な人にしか宿らないものだよ

 

自分の年とってゆくのを忘れさせてくれるのは子供しかないってことは、あらゆる生物の楽しい悲劇ですよ

 

たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。

 

画竜点睛といってね、婚も確かに点睛の一つだよ。夫を持ったり、子供を持ったりする度に、人間の心の眼は開けてゆくものだよ

 

あの作品は睡眠薬を飲んで書いたから、私にも訳わからないんですよ

 

僕は生きている方に味方するね。きっと人生だって、生きている方に味方するよ

 

忘れるにまかせるということが結局最も美しく思い出すということなんだ

 

いかに現世を厭離するとも、自殺は悟りの姿ではない。いかに徳行高くとも自殺者は大聖の域に遠い

 

夫婦というものは、どこか親子だよ。時には亭主が父親のつもりになったり、時には細君が母親のつもりになったり。それでないと上手くゆかない