黒澤明

黒澤明

人を憎んでる暇なんてない。わしには、そんな暇はない

 

世界中の優れた小説や戯曲を読むべきだ。それらがなぜ「名作」と呼ばれるのか、考えてみる必要がある。

 

自分の人生経験だけでは足りないのだから、人類の遺産の文学作品を読まないと人間は一人前にならない

 

自分が本当に好きなものを見つけて下さい。見つかったら、その大切なもののために、努力しなさい。

 

創造というのは記憶ですね。自分の経験やいろいろなものを読んで記憶に残っていたものが足がかりになって、何かが創れるんで、無から創造できるはずがない

 

これでもか、これでもかと頑張って、一歩踏み込んで、それでも粘ってもう一頑張りして、もう駄目だと思ってもズカッと踏み込んで、そうしていると突き抜けるんだ

 

生きているのは苦しいとかなんとか言うけれど、それは人間の気取りでね。正直、生きているのはいいものだよ。とても面白い。

 

くだらん奴がくだらんと言うことは、くだらんものではない証拠で、つまらん奴がつまらんと言うことは、大変面白いことでしょう

 

些細なことだといって、ひとつ妥協したら、将棋倒しにすべてがこわれてしまう。

 

馬鹿に道あり 利口に道なし

 

一日に一枚しか書けなくても、一年かければ、365枚のシナリオが書ける。私はそう思って、一日一枚を目標に、徹夜の仕事の時は仕方がなかったが、眠る時間のあるときは、寝床に入ってからでも、二、三枚は書いた

 

何もないところからものを創りだしていると思っているのは、人間の驕りだよ。生まれてから今までのどこかで、耳にし、目にした何かが、知らず知らずに入り込んだ記憶が、何かのきっかけで呼び覚まされて動き出す。そうやって、創造していくんだと思うよ

 

自分を飽きさせずに、面白く働かせるコツは、一生懸命努力して、しつこく踏ん張るしかないんだ

 

人間は集中して夢中になっているときが、一番幸せで楽しいもんだよ。子どもが遊んでいるときの無心な顔は素敵だ。声をかけても聞こえないほど、自意識がない状態。あれが、幸せというもんだね

 

最初はどんな仕事も分からないし、できなけりゃ面白くないのが当たり前だ。続けていると、ある日突然見えてくるんだ。そうするとやる気がでる。そこでもう一押し頑張ってみると、なるほどそうなんだ、ともっと具体的に何をしたらいいか見えるんだ。繰り返し繰り返しやっていりゃ、パッと目の前が開けて面白いと思えるようになる