アルチュール・ランボー

アルチュール・ランボー

もう一度探し出したぞ。何を? 永遠を。それは、太陽と番った海だ。

 

十七歳、まだ分別にやや欠ける無理はない、遊歩場に、緑の菩堤樹が並んでる。

 

接吻欲しさの手管と知れた!小さな声で、「さわってみてよ、あたしの頬っぺに風邪ひいちゃったらしいの」

 

あらゆるものに縛られた哀れ空しい青春よ。気むずかしさが原因で僕は一生をふいにした。

 

物語の知られざる側面を明かすとき、崇高な道徳心が最高の知恵であることに気付くであろう

 

僕は自分に告げました、忘れよう。そして逢わずにいるとしよう無上の歓喜の予約なぞあらずもがなよ、なくもがな。

 

食おうじゃないか。空気を、岩を、石炭、鉄を。

 

絶対に希望はないぞ、 希いの筋も許されぬ。学問と我慢が やっと許してもらえるだけで……。刑罰だけが確実で。

 

人生は、誰もが演じなければならない道化芝居である。

 

ひたすらに行いすます世捨てびとその精進を忘れまい。聖母マリアのお姿以外あこがれ知らぬつつましい。かくも哀れな魂の やもめぐらしの憂さつらさ。童貞女マリアに願をかけようか?

 

世間的ではない声よ。つつましやかな光栄で僕を取りまいておくれ。

 

僕は我慢に我慢した。おかげで一生忘れない。怖れもそして苦しみも 天高く舞い去った。ところが悪い渇望が 僕の血管を暗くした。ほったらかしの 牧の草 生えて育って花が咲くよいもわるいも同じ草 すごいうなりを立てながらきたない蝿めが寄りたかる。

 

この世は欠点だらけだと、君は言うのか?驚いて?気にせずに、生きて見たまえ!たいていな不運なんかは放っといて。

 

僕は出掛けた。底抜けポケットに両の拳を突っ込んで。僕の外套も裾は煙のようだった。

 

待ち受けている魂よ、一緒につぶやこうよ。空しい夜と烈火の昼の切ない思いを。

 

もの言わず、ものも思わず、愛のみが心に湧いて、さすらいの子のごと遠く僕は行く。

 

路傍の石に腰掛けて、星の言葉に聴き入った。

 

夢想家の一寸法師、僕は道々詩を書いた。