スティーヴン・ホーキング

100年以内に人工知能は人間を超える。

すでに我々が手にしている初期形態の人工知能は、非常に有用であることが分かっている。しかし、私の考えでは、完全な人工知能が開発されれば、人類は終焉を迎える可能性がある。

声を失くす以前は不明瞭な発音で、親しい人たちしかわたしを理解できませんでしたが、コンピューターの音声ならば大衆向けの講演ができるとわかったのです。

私達はどこにでもある恒星の、マイナーな惑星に住む、血統の良い猿にすぎない。しかし私達は宇宙というものを理解できる。そのために、ちょっとは特別な存在なのだ。

自らの行動の価値を最大化するため努力すべき。

行き詰っても、逆上するのはよくない。そんなとき私は、頭でその問題について考えながら、別の作業をします。

科学コミュニケーションは楽しいですよ。重要な判断を他者に委ねるのを良しとしないならば、一般人がサイエンスの基礎を理解するのは大切なことです。

基本的に宗教と科学の違いは、宗教は権力を基本としており、科学は観察と理由を基本としている。

障害のせいでできないことに目を向けるのではなく、障害があっても上手くできることに集中してください。身体は障害を負っていても、気持ちまで障害者にならないでください。

個人的にも宇宙旅行は楽しみにしています。実際に行けるようになれば、真っ先にチケットを買い求めると思いますよ。外惑星を除けば、これから100年以内に太陽系のどこにでも行けるようになるでしょう。

人工知能の進化は人類の終焉を意味する。

我々の時代に未来からの観光客が押し寄せたことはない。ただ、それについて私は誰とも賭けをしないだろう。

答えが見つかったとしたら、それは人類の理性による究極の勝利となるだろう。その時、われわれは神の心を知ることになる。

私が人生で学んだことは、自分が今持っている力を全部使えということです。

私の目標はシンプルです。それは、宇宙を完全に理解すること。宇宙が今の状態になった理由と、そもそも存在する理由を知りたいのです。

人は、人生が公平ではないことを悟れるくらいに成長しなくてはならない。そしてただ、自分の置かれた状況のなかで最善をつくすべきだ。

宇宙人がやってきたら、コロンブスのアメリカ大陸到着と同じことが起こるでしょう。あれは、ネイティブ・アメリカンにとって好ましいことではなかった。知的生命体が私たちが会いたくない何かになるかもしれないことは、私たち自身を見ればわかることです。

ブラックホールに飛び込むと、あなたの質量エネルギーは宇宙に返されます。あなたがどんな人間だったかという情報を含んだ、めちゃくちゃな形態で。しかし、それは容易に認識できる状態ではありません。百科事典を燃やすようなものだと考えるといいでしょう。煙と灰を取っておけば情報は失われませんが、読むことは困難です。

私は障がいを持っていることで、ある意味助けられています。教鞭を執ったり退屈な会議に出席することを義務づけられて無駄な時間を浪費することなく、研究や思考実験に打ち込めるんですから。

人類は、大惨事がないまま永久に地球に生存し続けることなどできないと思っています。なので、人類滅亡のリスクを最小限にするためにも、ひとつの惑星にとどまらずに、宇宙に飛び出して欲しいですね。

科学は勝つ、つじつまが合うから。

期待値が「ゼロ」まで下がれば、自分に今あるものすべてに間違いなく感謝の念が湧く。

宇宙創造の理論において、もはや神の居場所はない。

タイムトラベル(時間旅行)は実現可能。

人類の次のミレニアムを生き抜けないかもしれないと心配している。温室効果で地球の大気は熱くなり、灼熱地獄の中で人類は滅びるのではないか。他の惑星を植民地化する努力が必要になりそうだ。

私の目標は単純。宇宙を完全に理解することだ。宇宙はなぜ今のようであるのか、そもそもなぜ存在するのかを。

大惨事になるだろう。地球外生命体はおそらく、われわれよりもずっと進歩している。この星の歴史上、進歩した人種がより原始的な人々と会うと、あまりめでたい結果にはならない。しかも、両者は同じ種だった。われわれは目立たないようにしているべきだと思う。

もしエイリアンが我々を訪問したなら、ネイティブアメリカンにとって望ましいことではなかったコロンブスのアメリカ大陸発見と同じ結果を招くでしょう。そのような先進文明を持つエイリアンはおそらく宇宙をさすらっていて、辿り着いた星ならどこでも支配し植民地化することを目論んでいます。(これに備えるためにも)私の数学的思考では、エイリアンがどんな存在であるのかを追求することは現実の課題であり、まったくもって理性的な行為なのです。

人生は、できることに集中することであり、できないことを悔やむことではない。

脳はコンピューターのようなもの。部品が壊れれば動作しなくなる。壊れたコンピューターには天国も来世もない。天国は、暗闇を恐れる人間のための架空の世界だ。

もしロボットが生み出す富を皆で分け合えば、全員が贅沢な暮しをできるようになる。逆に、ロボットの所有者が富の再分配に反対して政治家を動かせば、大半の人が惨めで貧しい生活を送ることになる。今のところ後者の傾向が強い。技術革新で富の不平等は拡大する一方だ。

身体の障がいがあまりマイナスにならない理論物理学という学問に身を捧げてこられたこと、著書がベストセラーになったことなど、私はラッキーでした。障がいを持つ人々に対するメッセージは、自分の障がいがマイナスにならないことに集中して、それでも妨げられることには決して悔やまないでくださいということです。

(自身のIQについて)わかりません。IQを自慢するような人間は、負け犬です。

ブラックホールに吸い込まれるのは、カヌーに乗ってナイアガラの滝に落ちることに似ています。必死でオールを漕げば抜け出せるのです。ブラックホールはいわば究極の“リサイクル・マシーン”で、飲み込んだものを再構成してもう一度同じものを出現させます。

今の仕事を好きになれないのでは、違う仕事に就いても好きになれない。今の仕事に一生懸命になれないのでは、違う仕事でも一生懸命になれない。今の仕事を好きになって一生懸命やったとき、次なる道が見えてくるものだ。そもそも天職はなるものじゃない、気がついたらなっているものだ。

子どもというのは、いろんな意味で最高の聞き手だと思っています。ためらわずに理由を聞こうとしますし、ごく自然に宇宙に興味を持っている。早い段階で興味を引きつければ、そういった子どもたちが、将来、科学者になるかもしれません。

自分の場合もそうなるところだったが、真剣に自らの命を絶つことを考えている人のためのセーフガードを設け、知識や本人の同意なしに安楽死せざるを得ない状況に追い込まれるようなことがないようにすることが必要だ。

太陽の数倍もの質量をもつブラックホールからのホーキング放射は、絶対零度よりもわずか100万分の1度上という温度のため、見つけるのが非常に困難です。もっと小さな原始的ブラックホールであれば、より高い温度をもつものですが、それらは見つかってはいません。

私は気づいたんです。すべては決められていて、私たちにはそれを変えることができないと主張する人でさえ、道を渡る前には左右を確認することを。

神は存在するかもしれません。とはいえ、創造主抜きでも、科学で宇宙を説明することができます。

初めてALSと診断されたとき、私には2年の命しか与えられませんでした。あれから45年、私はすこぶる元気にやっています。

もし、地球外の知的生命体が接触して来た場合、地球環境にどのような影響を与えるか不明だ。地球生命の免疫系に致命的な損傷を与える可能性がある。

不完全さがなければ、あなたも私も存在しないだろう。

人類のサバイバルの鍵を握るのは、我々が宇宙のどこかに新しい居住地を見つけられるかどうかにかかっています。なぜなら大規模災害が地球を滅すリスクが高まっているからです。だから私は宇宙開発の重要性について皆さんの意識を高めたいと思っているのです。

著名人であることの不都合なところは、世界のどこに行っても必ず気付かれてしまうことだ。私の場合、黒いサングラスを掛けても、かつらを被っても足りない。車いすでばれてしまう。

宇宙が本当にまったく自己完結的であり、境界や縁を持たないとすれば、始まりも終わりもないことになる。

私たちがひも理論を理解したとき、宇宙の始まりを知ることができるでしょう。私たちの人生に大きな影響を与えることではありませんが、私たちがどこから来て、今後の探索で何を見つけられるのかを理解するうえで非常に重要な理論です。

私は“神”という言葉を、アインシュタインがそうであったようにこの世を支配する“自然法則”という意味で使っています。科学的な物理法則は宇宙の起源をじゅうぶんに説明し得ます。(宗教的な)神を持ち出すまでもないのです。

私の頭脳は数学的なので、数字の面からだけ言っても、宇宙人は存在すると考えるのは完璧に合理的だ。

神の概念に触れずに宇宙のはじまりを論ずるのは難しい。

理想はジェームス・ボンド映画での悪役です。車椅子とコンピューターの合成音声は、はまり役ではないでしょうか。ポップ・カルチャーについてはよく知りません。サイエンスのことばかりに気をとられていましたから。