石橋貴明

プライオリティーとして『それを守ることが一番大事なんだ』じゃ、何も始まらないと思うんですよ。ルールは守らなきゃいけないんだけど、守るなかで何かを考えていかない限り、進歩はしない

(M-1グランプリなど賞レースの)審査員、やらないですよ。笑いは審査するものかい?

彼(憲武)は人間が出来てますから大丈夫ですけど、僕はダメです

笑いに関して、計算ずくかって言うと全部知ってるぞってものじゃないですから。くっだらねぇ部室笑いですから、俺ら。サッカー部と野球部の部室に面白いやつがいた、それで来てますから。ポリシーなんてないし

ぼくの思いと視聴者の思いは同じなのかはわからないけど、まだテレビというメディアは面白くなると思ってますからね。そのためにどんなことができるのかって、考えています。テレビって、まだここにこんな凄いものがあったのかって、ビックリするような何かを、たぶん探し続けるでしょうね

でももし相方と会わなかったら、世に出ていなかったと思わない?俺もたまたま憲武とやったら売れたんだけど、ひとりだったらダメだったと思う。だけどふたり組で出てきた者には、どちらかが責任を背負わなければいけない宿命があるんだよね

自分がどっかでビビってないと、タレントなんて終わっちゃうからね。この間、デビッド・ボウイのビデオを見てたら、「危機感があるうちは自分は大丈夫だ」っていってて。「おー、俺は、デビッド・ボウイと同じ考えなんだ!」って、ミョーに自分で「うん!」って思ったんだけど(笑)

スポーツを含めて、憲武は器用で何でもできるけど、僕は不器用なんですね。仕事で求められる動きをこなすのに時間がかかります。本音ではそんな努力って嫌いだけど、やらないとできないからやるしかない

次の世代、その次の世代とかテレビ見てる若いやつが『俺いつかテレビ局行ってバラエティやりたい』とか『ディレクターになってみたい』とか『カメラマンになってみたい』とか『照明さんになってみたい』とか、テレビの世界に携わってみたいという目標というか、その世界がどんどん小さくなってる

今のテレビの状況のほうが危ない

テレビって、フレームの中で収まっている限りはつまらないよね。そっから、何か、はみ出してるところがおもしろい

世に出てくる人って、やっぱりって思うことはとても多いんです。彼らは「なるほど」ということをちゃんとやってる。考えもつかないような努力をしてる

芸能界入って一番最初に、BMWをスタンドで見て(いつかああいう車に乗りたいなぁ)と。で買ったんです私は、中古で。あの84年の6ヶ月の空白期間に。「車でも買おうー!」と思って。それで、その車に初めて乗っけた女が…実は何を隠そう…おふくろなんです、ウチの(笑)

運は良かっただろうね。でもそれが永遠に続くとも思ってない。運なんて不確かなものでしょ。まだまだあると思えば“ここで終わりなの?”というのかもしれないし。“もうダメかな”と思えばずっと続いているのかも

僕らは個人じゃできなかったから、神様が木梨という人間に引き合わせてくれたんだと思う。1+1=20になっても、1は10じゃない。ときには俺が5で木梨が15で、時には俺が1で木梨が19で。それでも2人なら20になれるんだ。そういう力は、わかっていたいと思う

「なんでウチにはサンタが来ないの?」オレはお袋に聞いた。そしたらお袋が「貴明…ウチには煙突が無いからよ」って。オレは思った。「お袋、煙突が無いんじゃない。金が無いんだろっ!」ってね

芸がないわけですよ、僕らは単純に。“暴れること=とんねるずの芸”だみたいになって。途中からはテレビ局の人が“セットとか壊しちゃってください”って言うんだもん(笑)

(フジテレビが)バラエティーを作らせたら一番うまい。また20年、30年と続くような素晴らしいバラエティーを。王国を再建してもらって、脇役でいいので入れてもらう

(木梨さんのすごいところは?)やっぱ番組終わって、急にアーティストになっちゃうところですよね(笑)一つのことではなく、いろんな方向に変化していけるという、それは俺には全くない才能なんで

俺が思ってる『売れる』って、その世界で出てきて、少なくとも10年、20年続くっていうこと

売れると勘違いするんだよね、みんな。急にちやほやされるし、見たこともない金額を手にするし。浮かれる時間が短いやつほど芸能界に長く残れる

一番の敵も味方も自分ですよね

花は桜木!男は石橋!

努力も大事です。だって、運とタイミングがそろったときに準備ができてないと、それに乗れないですからね

空き地みたいなのを見つけるのがうまいのかな。“あ、あそこ、人、いねえじゃん”みたいな。“このくらいのスペースだったら、こんな遊びできるよね”って。空き地を見つける嗅覚のようなものは、ずっと気にしてるかな。TVだってひとつ当たって、それと同じ方にみんな向かってっちゃうと面白くないでしょ

こちらがやりたいと言っても世間一般がNOと言ったら寿命でしょ。やりたくてもやれないわけだから。僕らの仕事は。それが寿命なわけだから

松本みたいな天才と同じ時代にいる、俺には人災だ でもとんねるずには、木梨憲武がいる!!

やれば、昨日よりちょっとは上手くなっているし、明日やれば、もっと上手く動けるようになれるはず。僕にとっては、そうやって積み重ねていくしかないんですね

日本には、いい言葉があるのよ。〝憎まれっ子世に憚る〟って(笑)

わかんないな、どうなるか。どうなるかわかんないから一生懸命やるんだよ。不安だから、その不安を打ち消す意味で頑張る。で、何かやると、また不安になって、次は何をやろうかって…

ちがーうよバカ、全然ちがーうよ。違う違う、そうじゃなくて

いつも言っているけど、お笑いの資質とかなんとかっていうのは憲武に全然かなわないんだよね。多分、東西含めてナンバー1だと思う。だから、憲武がいなかったら、ここまでに、なってないんだよね

最大公約数を取りにいかないと。テレビというメディアは視聴率を取らないと続いていかないので。自分のやりたい方向に何かを足さないと、ある程度の数字は出てこなくなっちゃう

スマホで10秒、15秒の動画を見て楽しんでいる人たちに、1時間の番組にテレビのチャンネルを合わせさせるのって、相当考えないといけない

下積みはつらくなかった。だって好きなことだから

いつもポケットは、夢でパンパンでした

やってねぇヤツに限って不平不満を言うんですよ。「こんな仕事、やってられない」。これでは何も手に入らない

芸能界の仕事は一年一年が勝負なんです。今年頑張らないと、もう来年はないといつも思ってる

若い時から生意気やっていたから、それが人気がなくなって『仕事下さい』って今さら頭下げられない。キャラクター的にも、プライド的にも

俺、何か新しいことをやる時って、何でもいいから頭にきた時なの。よし、もう一本やってやらあ、バカヤロー!!って。怒りがエネルギーになるんだよ

夢見てるうちは、殴られても蹴られても痛さを感じないからね。だんだん歳を重ねて、夢より現実が強くなってきたら、どんどん痛さがわかってくる。僕らの仕事だけじゃないと思うけど、それに耐えて続けていかないと。夢だけじゃなかなかいけないからね

『石の上にも3年』っていう言葉があるけど、ホント、昔の人は良いこと言ってる。これは、何をやるにしても言えることだと思う

みなさんのおかげでしたは、今日でこれまで。
Bye Thank you!